ブライアン・チャン『花蓮の夏』について語る

最初、監督からシノプシスを渡されました。自分自身とても惹きつけられたストーリーだったのですが、露出シーンがあり、ちょっと躊躇しました。マネージャーも心配していましたが、監督と何度か話し合い、最終的に自分自身納得して出演を決めました。
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僕の演じたジェンシンは、恋愛の対象として男性を意識する役です。普段の自分とはとてもかけ離れた人物で、演じる上で戸惑いはありました。想像力でこのキャラクターのかなりの部分を補う努力をしました。自分が恋をしたり、他人を好きになったりした時の感覚を思い出すとか、相手役のジョセフ・チャンを自分の好きな女の子だと思うようにしたりとか・・・うまくいってればよいのですが。
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監督から撮影中色々なことを学びました。例えば演技をする上での感情のコントロール法や役者としての心構えなどです。年齢が近いせいもあって、撮影中暇がある時はよく遊びに連れて行ってくれました。遊び上手でユーモアのセンスがある人です。
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劇中、バスの中で涙を流すシーンを撮影している時です。なかなか感情のこもった演技が出来ず困っている僕に監督が声をかけてくれました。「誰か好きな人が亡くなった時のことを思い出しなさい。」そこで僕は祖母が死んだ時のことを考え、演じたのです。本番は1回で終わり、監督の優しい心遣いが強く印象に残りました。
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クランク・インする1ヶ月程前からケイト・ヤン、ジョセフ・チャンと毎日会っていました。何か目的があって3人一緒だったわけではなく、映画に行ったり、食事をしたりしていました。完成した作品を観て、私達3人が画面で醸し出す親密な空気感は、撮影前の自由な1ヶ月があったからだなと思いました。
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この映画は“青春”そのものです。若者の成長過程を描いた作品だと思います。そもそも若者はよく遊ぶものです。夏休みともなれば、狂ったように恋をしたり、人生において一気に沢山のことを体験していきます。映画を観た方が、かつての自分自身の姿や思い出を喚起する、そんな力が『花蓮の夏』にはあると思います。
